アメリカでの教育

アメリカでのお子さんの教育、わからないことばかりで不安ですよね。日米の教育システムは似ているところもありますが、もちろん異なる部分も多いです。 

ここでは、ノースカロライナ Triangleエリアの例を基準に、アメリカの教育システムについて御紹介します。学校の選び方や学校生活についての詳細は、別ページ NCの学校事情 をご参照ください。

学校制度および学年について 

日米での教育システムの大きな違いの一つが、学校の制度と学年の区切り方についてです。ここでは日本とアメリカ(ノースカロライナ)の制度の簡単な比較表をみてみましょう。 

  • 一般的にアメリカの義務教育は“K-12“とよばれ、K(日本の年長)から12th Grade(日本の高校3年生)までが義務教育期間です。ただし、ノースカロライナではKは義務教育ではなく推奨のため必ずしも行く必要はありませんが、一度通い始めたらやめることはできません
  • よほどの理由がない限りは12th Gradeまで同じ学校に通うため、日本のように高校受験はありません。 
  • アメリカの学年の始まりは8月の終わりごろです。そのため、学年はお子さんの誕生日で決まります。8/31までの生まれと9月以降の誕生日で学年が分かれます。(例:8/29誕生日→2年生、9/1誕生日→1年生) ノースカロライナでは入学基準が9/1-8/31生まれと区切られていますが、他州では1/1-12/31という区切りの場合もあり、州をまたいで転入する場合には学年がずれることもあります。

学期の区切りについて 

日本では4月スタートの3学期制または2学期制が主流ですが、アメリカの公立学校では学校により、2種類の学期制が取り入れられています。このシステムは主に公立学校が取り入れており、私立はTraditionalタームが基本のようです。 

未就学児の教育について 

  • Kindergarten 

日本での年長にあたります。前述のとおり、ノースカロライナでは義務教育にはあたりませんが、1st Gradeにつながる学年ですので、よほどのことがない限りは通わせているご家庭が多いようです。公立であれば1st Grade以上と同様に無料、私立であれば有料です。 

  • Pre-K/Pre school 

日本での年少~年中にあたります。施設によって受入れ年齢に幅がありますが、Pre-K教育は4歳以上のお子さんについて実施されます。公立についているところは無料ですが、民間運営のスクールは基本的には有料です。公立の枠が少なく競争率が高いため、ノースカロライナでは“More@Four”というプログラムをつくり、DaycareやNurseryでもPre-K教育プログラムが受けられるようになっています。 

  • Daycare, Nursery 

日本でいう一時預け保育や保育園にあたります。乳幼児~Pre school前までのお子さんを預かります。施設によって受入れ年齢に幅があります。基本的には有料です。 

日本語教育について 

シカゴやニューヨーク、西海岸の大都市には全日制日本人学校(日本の義務教育と同じ授業を全日制で行う学校)がありますが、大半の地域のお子さんは、平日は現地校でアメリカ人の生徒と学び、週末に日本語補習校に通うというスタイルが一般的です。Triangleエリアの日本語補習校については、別ページ 日本語補習学校をご参照ください。